4月25日 MODEA 新曲発表会

「さて、今日のメインは、渋谷で行われたMODEAの演奏会」
「もであって、おなじみのグループで」
「平仮名でしゃべるな、発音もモーデアが正しい」
「イントネーションがおかしくありませんか」
「読んでる人は分からないだろうな……」
「さて、右の写真は」
「パーカッションの一丸聡子ちゃん!」
「相変わらず楽しそうにやっていますね」
「ところが、彼女の演奏中の顔を見ていると、真剣な表情の方が多いのじゃ。写真ではなかなかいい笑顔が撮れない」
「図々しい大家さんだから、笑顔を作れって言うんでしょ」
「それがやっぱり演奏から生まれる自然な笑顔がいいのじゃ」
「大変なんですね……続いて左が」
「作曲とピアノの小杉沙代ちゃん」
「どんな曲です」
「彼女らしいなって曲が多い。悪い言い方なら、前のアルバムと似た曲もある。しかし、クラシックの作曲家は初めて聴く曲でも、あショパンだ、あモーツァルトだって分かる」
「個性ってことですか」
「そうじゃ。似ている雰囲気があっても、新鮮さを感じるのじゃからいいじゃろう」
「彼女も楽しそうですね」
「楽しい曲は、演奏している者が楽しまなければ、聴いていて楽しくない。客席では手拍子打ったり踊ったりするのはわし一人だったが……」
「また、迷惑かけていますね」
「やはり後半になると、足でリズムをとったり体を動かす人も増えていたのは間違いない」
「そういう作品なんですね」
「そして右がヴァイオリンの石橋尚子ちゃん」
「弓で顔が半分になっていますよ」
「しかし、躍動感があって一番カッコいい写真じゃから、彼女も許してくれるじゃろう」
「やっぱりこの3人で演奏すると、ヴァイオリンが中心でしょうね」
「そうじゃな。大事なメロディラインを担当するのじゃから」
「それで曲は」
「今度のアルバムのタイトル『Clarity』、『Sunday Sunday』というすでにテレビなどでおなじみの曲、『Buleria!』では拍手が鳴りやまなかった。それから前のアルバムからおなじみの『Romantic White』。『Destination in STAR』は演奏する度にアドリブが違うし、CDよりも迫力があって素晴らしい……こっそり録音しておくのじゃった」
「わがまま大家だね」
「さて、後はサイン会。実はこの後まだ他での演奏があるそうで、大慌てだった。無理矢理に写真は撮ったが……」
「やっぱり迷惑かけている」
「サインはいずれ公開することとして、写真は聡子ちゃんとのツーショット」
「手が……」
「気づいたか……彼女がチョキを出していたのでグーを出したら、撮る瞬間にパーに代えてしまった……実は卑怯な娘じゃ」
「しょうがない大家さん!」

     

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