3月18日 内田奈織ちゃんコンサート(2)

「さて、内田奈織ちゃんのコンサートじゃが、第2部はハープの体験から始まった」
「そこまでは前のページで」
「第2部のメインは、盲導犬のコンサート」
「写真がそれですね」
「点字で歌詞を朗読するのに合わせて曲を演奏するものじゃ。写真の盲導犬は、今月限りで引退する。盲導犬として生きてきたので、普通の飼い犬には戻れない。引退犬について考えてほしいというメッセージがあった」
「演奏はいかがでした」
「第1部の『ROKUDAN』が強烈だったから、後は気楽なものじゃ。『千の風になって』『神田川』など……わしはNHKは見ないから、『千の風……』はニュースで一部を耳にするだけじゃったが、今回全部の歌詞を知って、まあ人気になる理由も分かった」
「はい」
「その後は朗読が外れてフルートとハープで、『なごり雪』……今日の天気にぴったりになってしまった」
「偶然というのはあるんですね」

         

「春の歌メドレー……『春よこい』『』などお馴染みのメロディ」
「まあ、そういう訳で色々バラエティに富んだ演奏会じゃった」
「良かったですね」
「アンコールは、まずお馴染みの裕次郎。『銀座の恋の物語』じゃ。後は客席も含め全員で『ふるさと』を合唱しておひらき」
「無事終了ですか」
「ロビーへ出て恒例のサイン会。わしがこのCDはこんな曲っててんで説明したので、随分売れたぞ」
「商売していますね」
「最後にわしも、市販されていない特別版のCDがあるので、これにサインをさせ、お馴染み、愛する二人のツーショット」
「愛する二人って……彼女、暴漢に襲われておびえているように見えますが……」
「何をおっしゃいますやら……そう言うわけで京都駅へ戻り、バスで津山へ帰ったというお話で……これをもって京都への旅は読み終わりといたします」

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