2月4日 はせがわゆうじ展

「さて、今日ははせがわゆうじさんの展覧会へ」
「……ええ……右の絵を描いた方ですね」
「そのくらい誰でも分かるねえ」
「どこかで見た絵ですが」
「小学校の教科書の表紙に採用されている。昨年7月13日、藤城清治さんの展覧会に行ったところ、この方の作品も展示してあり、魅力を感じた」
「ついでだったんですね」
「まあ、それで、16日の日曜日に出直して、ご本人とお話も出来た。お医者さんが動物を看ているという作品が多いのじゃが、動物に笑顔がない」
「怖いんでしょうね」
「いや、それが、なぜかほのぼのしてしまうのじゃ……この不思議さを直接ぶつけたが……」
「何とおっしゃっていました」
「『さあ』って。でもその顔を見て何となく答えは感じられた」
「何です」
「これは、それぞれの人が感じるもので、答えを書くべきではないと思う」
「要するによく分からないんですね」
「まあ、それでいい」
「素直ですね。それで、今日もお話を?」
「いや、先生はお忙しいとかで、今回は会場にお見えにならないそうじゃ」
「それは残念」
「今年は猪が先頭に来た十二支が発表されたが……」
「何か問題でも」
「昨年も十二支の絵が欲しかったのじゃが、今年も売り切れ。この猪年の十二支はいただいたが……」
「どうしました」
「羊までしかならんでいない。桃太郎のお供の猿・鳥・犬がいない訳じゃ」
「岡山ですから」
「まあ、そういうことで……写真は昨年7月16日のものじゃ」

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