津山城東むかし町

「さて、今日は津山のお祭り」
「城東むかし町ですね」
「まず10時、城東太鼓で開幕」
「右の写真がそれですね」
「市長や商工会議所の人の挨拶などの後、出雲からの飛脚が到着」
「すぐ下左の写真ですね」
「そして、10時半からパレードが始まる」
「どんなパレードなんです」
「ギャルみこし、消防音楽隊、殿様やお姫様に扮した一行が通と、続いて子供鼓笛隊、その後踊りが続くが、この踊りが11時半に、ちょうど中間地点を通っていた」
「……ゴールするのは12時半ですか」
「大変ですよ。下右の写真が殿様達のご一行じゃ」

     

「これがメインですか」
「メインはお店じゃ。屋台のお店はほとんど地元の素人によるもの。こちらの名物『さば寿司』が各所で売っているのだが、安いお店は700円、高いお店が千円……随分開きがある。もっともあるお店では750円に半額って札がついていた」
「買ったんですか」
「顔見知りを脅して、500円にさせた」
「ひどいね」
「それから郵便局で、このむかし町の絵入り葉書を購入」
「これは記念ですからね」
「インドのミルクティーを飲んで、牛焼き肉を食べて、お昼でも食べようと思ったがどこも混んで大変なことになってしまった」
「……天気もまずまずでしたからね」
「昨年は雨で寒くて大変だったそうじゃ」
「ああ、昨年は上京していて、参加出来なかったんですね」
「そうじゃ」
「それで、お昼はどうなったんです」
「そういう訳で、他で食べようってんで、あるお店へ」
「あるお店って」
「そこにいた人に車で連れて行ってもらったため、よく分からない」
「……本当にいい加減ですね」
「そこでフランス料理のフルコースをいただいた」
「……お祭りから、随分外れますね」
「まあ、そういう訳じゃ」
「どういう訳です」
「ポタージュスープ、サラダ、それから豚肉のソティ、肉の味付けに味噌が加わっていて、これが素晴らしい味を出していた」
「あのう……今日はむかし町のお話だったんじゃ」
「そうそう、右は役者さんたち……見事に目をつぶった瞬間」
「……見事なタイミング」
「さて、そういう訳で、ついでに車で南の方へ連れて行っていただいた。そのことについては後日報告しよう」
「適当ですね」

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