大阪の旅 9月29日
第4章 大阪天満宮

やって来ました、大阪天満宮。落語『寄合酒』の『ん回し』でも、『てんてん天満の天神さん』という……」
「右が門ですか」
「落語の話をしているのに、写真の方を見ているのか」
「きっと『寄合酒』の話から長々と続くから」
「そこまで読まれていては仕方がない……実際には寄席『天満天神繁昌亭』の後に来たのじゃが、話を盛り上げるには、寄席を最後に持って行かないと……」
「また余計な脱線が」
「実は、ここはそれ以上の話題もなくって……」
「何もなかったんですか」
「いや、中では古本市が行われていた」
「大家さんの趣味ですね」
「東京の落語家さんの本がずらりと並んでいるお店があって、つい見てしまったが……」
「何か買いましたか」
「いや、東京の寄席でお願いすればサイン本が手に入るのじゃから……」
「冷やかしですか」
「逆に上方の落語関係の本は興味をそそられたなあ」
「買いましたか」
「明日は山登りがあるので、荷物になってもと思い、2冊だけで断念。その後、繁昌亭の方にお教えいただいて、天満商店街のお店を冷やかしたが、3軒ほど面白いモノを売っていた。これは完全にわしの趣味の世界なのでここでは省略。この天満商店街は、天満駅まで続く日本一長い商店街ということじゃ」
「はい、ではお待ちかね、天満天神繁昌亭へと参りましょう」

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