12月22日 小たま・夏丸勉強会

最初は夏丸君が篠笛を披露したが……ひどいもんじゃ。まあもう少し練習してほしい。その後のカラオケも……最悪の高座じゃな」
「笑顔で悪く言うのかい」
「まあ、クリスマス大会だし、この時はまだお客さんも3人じゃからいいじゃろう。篠笛にしても、これが上達していくという楽しみを見せたということで……」
「甘い採点」
「その後は小たま君の『代書屋』。前回聞いた『小言念仏』もこれも、師匠である喜多八さんの録音を持っているのを先日発見した。まだ磨く余地が大きいのじゃが、メリハリなど、かなりいいものになった。来年5月に二つ目昇進ということじゃが、自覚してもっと勉強しなければならんな。
 左の写真は小たま君の昇進決定を祝って、二人が笛でお祝いしているところじゃ。
 仙歌ちゃんは三味線太神楽。三味線は練習中ということで、まあそんなもんじゃが、次の会でリベンジするそうじゃ。笛といい、太鼓といい、前座時代にはいろいろなことを勉強しなければならない。そうしたことを見せてくれた会ということになった。
 夏丸君は『桃太郎』。これも多くの人が演じているが、夏丸君の子供は常に丁寧語を使う。『だからお父っつぁんは駄目なんだよ』というところを、『だからお父さんは駄目なんですよ』と言う……これは夏丸君の人(にん)に合っているような気がするな。そういえば、どの噺の子供も丁寧な言葉を使っている。しばらくはこれで行くのがいいと思うな。

 その後、大喜利。続いてジャンケン大会が行われた。最初のジャンケンで、なんとわしは一人勝ち。商品をいただいたぞ。
 後はみんなで忘年会。残念ながら小たま君は友達が来ていたので別行動となった。
 帰ると、大風と人身事故で電車が遅れ、車中で具合が悪くなる人も出て、10時11分の電車が30分遅れで上野を出て、取手に着いたのはさらにそれから20分遅れじゃった」

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