11月3日 平沼有梨 演奏会

「さて、休日なので特にすることもないとボーっとしていると、平沼有梨ちゃんが昨日CDを出して、今日、その宣伝イベントがあるから来てくれという連絡が入った」
「女性の時は何としても出掛けるんですねえ」
「父が亡くなって、葬儀も終わり、まだ片づけがあるが、往復を入れても3時間ばかりなので、行くことにした訳じゃ」
「それで、どんな演奏でした」
「写真で分かる通り、CDのためのインストアライブじゃから、雑音も多いな。有梨ちゃんのCDなのじゃが、スーパーオルガンでおなじみの内海源太君も応援に駆けつけておった。最初の曲は二人でシャブリエの『スペイン』じゃ」

「オルガン、つまりエレクトーンだけでオーケストラのような雰囲気を作りますね」
「そうじゃ。わしは同じように演奏するなら、やはり本物のオーケストラがいいと思う。しかし、こうした曲を演奏するのは、可能性を見せるという点で評価出来るな」
「今回のCDには入っていないんですね」
「今回のアルバムは彼女のソロアルバムじゃからな。2曲目に、アルバムでも協力しているヴァイオリンの上里はなこさん、パーカッションの山本恭久さんも加わって、CDに入っている『Recollection』を演奏した」
平沼さん自身の作曲ですね」

「続いて同じく彼女の作品『Spintual Life』、先の曲は癒し系、こちらは打楽器のリズムと細かい音の旋律が見事に絡み合っている」
「随分雰囲気が変わりますね」
「続いて、CDではKOKIAが歌っている『大事なのはつよく想うこと』を、打楽器とピアノだけというシンプルな演奏で聞かせた」
「またぐっと落ち着きましたね」
「癒し系が最近の流行じゃろうが、そんなのばかりでは退屈じゃ。こういうメリハリが大切なのじゃ。音楽性も高く、CDもお勧めじゃぞ」
「彼女の作品ばかり収められているのですか」
「あっと驚く、いい雰囲気の『赤とんぼ』も納められておる」
「それではCMも入りましたところで……」
「下・左の写真、左から、有梨ちゃん、ヴァイオリンのはなこさん、打楽器の山本さんじゃ。右は内海君じゃよ」

         

「これは有梨さんとの写真ですね……有梨さん、ちょっと緊張していますか」
「いい男と一緒なら緊張もするじゃろう」
「へ……」

「文句があるか」
「別に」

              

「下・左の写真は、打楽器の山本さん」
「例によって図々しく舞台に上がってますね」

「これはわしの特権じゃよ」

         

「最後にはなこさん。蜘蛛の巣の服がなかなか見事じゃな」
「例によって図々しく舞台に上がってますね」

「これはわしの特権じゃ。右ははなこさん。蜘蛛の巣の服がなかなか見事じゃな」

         

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