9月23日 菊之丞独演会
翌日24日 おゆい

 さて、新宿で家内の母親と待ち合わせ、高円寺へ移動して夕食。お魚のおいしいお店でした。飲むだけ飲んで、食うだけ食って……時間が無くなったので、料金も払わず逃げ出して、大慌てで菊之丞独演会へ……嘘ですよ。
 さて、菊之丞師匠の2席。まずは「強飯の女郎買い」、これは「子別れ」の前半。後半はしみじみとしているのに、この前半は引きつけるのが大変なんで……酔って吉原へ行こうとする男、これにからむ男、それぞれが生き生きとしていないと、ちっとも面白くない噺になる。大師匠が演じて、悪いとは言わないが、やはりちょっと辛かったという経験もある。円生は分からなくなった葬式の様子を詳しく説明しているが、菊之丞は余計な説明は全部カットして、ストーリーだけで引きつけていた。
 休憩をはさんで「唐茄子屋」。売りに出掛ける様子から笑わせて、田んぼで昔を振り返って母子を助ける。最後まで気が抜けずに引っ張るのはやはりすごい。
 8月の写真をお渡しして、帰宅……って、家内の母親の家に泊めていただきました。
 翌日は本屋で『サンデーGX』を購入。桂歌丸師匠が、人類を救うために戦士を育てていた……って、知ってました? この戦士、女子高生が手ぬぐいと扇子を武器に妖怪変化と戦うのです。そして、「落語天女」として成長し、必殺技を使うのだ!
「寿限無、寿限無、五劫のすり切れ、海砂利水魚の水行末、雲行末、風来末……」
 呪文を唱えるのに、敵に攻撃される。仲間の天女達が助けに来て、
「私たちがくい止めている間に、早く」
「ありがとう……」
 ってんで、ついに呪文全部を唱えて敵を倒す……ってんで……まあ、これは私のネタなんで、実際にそうなるかどうか……「落語天女 おゆい」は1月からはテレビにも登場します。雑誌は現代編、テレビは江戸時代編になっております。

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