8月13日 内田奈織 コンサート
「今日は岡山・津山へ帰る日じゃ」
「それで、関東での最後の一日を堪能しようという」
「その通り。まずはハープ奏者としておなじみ、内田奈織ちゃんのコンサートじゃ」
「裕次郎の曲をCDで出して話題になった人ですね」
「わしはクラシックの見事さで注目しておった。 |
裕次郎からブイレクしたのは予想外じゃったが、お陰で、新たな魅力が出た」
「何です」
「クラシック、ポップス、演歌……演奏会ではあらゆるジャンルの曲が並ぶのじゃ。ポップスばかりに走っていたら、わしは聞きに行かなかったじゃろう。まあ、クラシックをポップス風にアレンジした曲もあるので、わしは物足りなさもあるのじゃが」
「今回もそんな演奏会でしたか」 |
「そうじゃ。シュトラウスの『春の声』、裕次郎の『銀恋』、彼女自身の作曲である『そしていつもと同じ月と星』、など、バラエティに富んでおった」
「京都を本拠地にしているんですね」
「そうじゃ。わしの住む津山からはバスが1日4本出ておる。演奏会をやるなら飛んで行くぞ」
「バスは飛ばないでしょう」
「東京なら飛ぶがなあ……」
「本当ですか」
「ハトバスがあるじゃろう」 |
「……詰まらない洒落で終わりますか」
「昨年、一昨年の写真をプレゼントして来た。今回新しいカメラを買って、その実験もかねて撮った写真が上の3枚じゃ。いいものを選んでまたプレゼントしようか」 |