8月13日 菊之丞&江戸賀あい子

「夜、新宿、四谷のあたりで……」
「おおざっぱですね」

「地理は苦手じゃ」
「そういう問題じゃなくって……」

「まあ、古今亭菊之丞師匠と、江戸賀あい子さんのライブが行われたので行って来た」
「いかがでした」

上の写真が会場となったお店じゃ」
が高座」
「お店の中をうまく使った高座じゃな」
「演目は」

「まず『犬の目』を演じた。人間になった犬の気持ち、動きや人間とのやりとりのすれ違い……仕草が面白かった」
「そこで休憩」

「いや、何と、ちょっと息をついだだけ……その場でそのまま二席目に入った。『妾馬』じゃ。真打になる前、最後に聞いたのがこれじゃったな」

「懐かしがっていないで、高座はいかがでした」
「酒を飲む場面で大いに笑わせ、母親の話でしんみりとさせ、笑いに戻る……気分の転換に全く無理がない。自然に流れて行くのがすごい技量を証明している訳じゃ」
「それから休憩をはさんで
江戸賀あい子さんの歌」
「自作を4、5曲、リメイクを2曲、自作に戻ってしめくくり……『可愛いサラリーマン』など、楽しい曲も作っている。コミックソングもあるそうなので、今度また紹介出来ればいいな」
「そして、
右の写真は、みんなで食事」
「そういう訳じゃ。茄子の輪切りに挽肉を乗せた料理がうまかった」
「料理の品評はどうでもいいですよ」

「そうか……1時間ほどつきあって、もっと話をしたかったのじゃが、夜行バスの時刻があって失礼した。そのまま幸せな気分で岡山へ帰ったのじゃ」
「この夜も雷だったとか」

「そうじゃ。さすがは『嵐を呼ぶ男』じゃな。一昨年の阿佐ヶ谷でも雷があって、『累ヶ淵』で駕籠に乗せたはずの女がいない、幽霊だったのだ……と、息を呑んだ瞬間、落雷があった。流石!」
「ねらったんでしょうね」

「そうとしか思えない。その後千葉では例の新潟地震があったし、上野では消防車が表を走り回って……」
「地震雷火事……」

「埼玉では、会場の隣が消防署で、菊之丞師匠ではないが、出動と鎮火を体験した演者もいたそうじゃ」
「後は親父だけ……」

「それもあったそうで……酔っぱらった親父がビールを演者に1缶ずつ渡していた……後で『俺はもらえなかった』ってんで、なぜだろうって……後で売店のビールが売り切れだったという」
「時間がなくて残念でしたが、またゆっくりでかけられるといいですね」

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