8月7日 圓朝祭り

「圓朝祭りは大変でしたね」
「前日テレビで紹介されたということで、過去最高の人出じゃ。入場に30分も待たされたのは初めてじゃな」
「そんなにすごい人でした」
「ああ、中も超満員でな……ざっと数えてみたが、1億2千万で嫌になった」
「嘘だよ……今回の目的は」
「まず書籍じゃ。津山に引っ越して近所にいい本屋がなにので、今回上京して、すでに5千円も本を買っておる」
「今回は落語家さんの本ですか」
「落語関係といことじゃな。長井好弘さんが読売に掲載していた『寄席おもしろ帖』の2冊目が出た」
桃太郎師匠が取り上げられている。ご本人からも推薦をいただいておる」
「落語家さんの本は」
林家彦いちの『楽写(がくしゃ)』は狙っておった」
「毎年、『板割りの男』ってんで、愚痴や嫌な相手を書いた板を空手で割ってくれるんですね」
「残念ながら今年は鹿児島へ行っているので来ていない。サイン本を用意してもらっておいた」
「それから」
菊之丞の師匠である園菊が出した『背中の志ん生』を購入した。この苦労話はすでに別の本で持っているのじゃが」
「後は」
柳家権太郎の『江戸が息づく古典落語50席』、これはすでに持っている本なのじゃが、せっかくサインを頂くのに手持ちでは失礼じゃろう」
「以上、全てサイン本で、5510円」
「花王名人劇場というテレビ番組を知っておるか」
「さあ」
「1980年代、日曜の夜にやっていた演芸番組じゃ。わしも1981年3月24日(収録)の小朝の寄席案内など、幾つか録音を残してある」
「へえ」
「その案内冊子が古本屋に出始めた。1冊千円じゃ」
「わ、高い」
「そう、欲しかったが手が出なかった。それが今回大量に出ていた」
「幾らでした」
「1冊500円じゃ」
「半額ならいいですね」
「もちろん交渉して、10冊買ったら3千円でいいってことで選んでいると、他に5千円も買っているから、2千円でいいと言ってくれた」
「それで10冊」
「やれやれ、岡山まで持って帰るのが大変じゃわい」
「さて、後はその他のお店や、落語家さんとのふれあい」
「残念なことにカメラが壊れて、写真は壊れるまでじゃ。上にあるのは三遊亭歌彦君。よく勉強している期待の二つ目じゃ」
「右は」
「おなじみ柳家喬太郎師匠じゃ」

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