牡 丹 祭 5月4日

清願寺

 本日は川を遡って、清願寺へ。ここは別名「牡丹寺」と呼ばれ、この時期「ぼたん祭り」をやっている。4月末にテレビのニュースでも紹介していたので、これは取材に行かなければ……という訳で出発しました。

 上の写真は川……見れば分かる……きれいな水で岸辺は底まではっきり見える。それが中央付近は渦を巻いているのか、濁って深みを感じさせる。なるほど、これはゴンゴ(こちらの方言で「河童」のこと)が出そうですね。
 左は高野神社。まだ道半ばです。ここは「宇那堤の森(雲梯の杜:うなでのもり)」といって、歌枕であった場所。
真鳥住む雲梯の杜の菅(すが)の根を衣(きぬ)にかきつけ着せむ子もがも(万葉集巻7)

 名木百選に選ばれた樹齢700年の大ケヤキ。上野写真で鳥居の中に見える木です。今や周りは住宅地で、「森」を偲ぶのはこれだけ。
思はぬを思ふといはば真鳥住む雲梯の杜の神し知らさむ(万葉集巻12)

 
 牡丹を見るなら朝早くというのは常識。まだ誰も来ていないのでゆっくり見ることも出来ました。有名な所という割に小さな寺で、じっくり見て歩いても10分もあれば十分。筑波の牡丹園は1時間で見きれないのですがねえ……
 昼前にはこの狭い寺の中に
身動きも出来ないくらいに人が集まるとか。


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