城東むかし町家

 さて、本日は津山の町を東へ進んで参りましょう。
 吉井川にそって国道が東西に走っておりますが、その一つ北側は旧出雲街道で、昔ながらの家々が残されているのでございます。
 まずは作州城東屋敷。火の見の梯子が目印です。学校としても使用された建物で、奥にだんじり展示館があります。

 土地の記録によれば、文政9(1826)年に「だんじり」の原型である「神輿太鼓」が行われたという記録がございます。ここに展示されておりますのは、幕末から明治に掛けて作られたものでございます。もちろん今はトラックの荷台が「だんじり」になっておりまして、昔の通りではないのでございましょう。

 

 こちらは津山のお城の御殿医であった箕作(みつくり)氏の家でございます。

 こちら梶村家は、明治の頃に主人・平五郎が歌会始に入選したことがございます。地元で和歌の発展に貢献しました。茶室は文化人だった彼をしのばせますが、再建されたものです。

 洋学資料館は洋学(蘭学)発信の地となった津山を象徴する建物。建物は大正9年に建てられたものです。

 出雲街道この通りには紹介した物の他にも、昔を偲ばせる建物がありましてな、看板を見ても面白いものでございます。

 さて、東津山の駅入り口を越えると、すぐに化粧品店「イナバ」ってぇのがございます。ここはB’zとかいうグループの稲葉ってぇ人の実家でございます。右下にポスターが貼られています。この先川を渡ると、津山インターまであとわずか。津山駅から自転車で、片道20分あれば余裕でございます。

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