3月23日・24日 岡山県津山への旅

 22日の夜遅く出発した夜行バスじゃが、予定より30分も早い、午前6時ちょうどに津山駅前に到着。ホテルに荷物を預けて朝食。東津山駅に近い、マクドナルドでバリューセット。おいしいとは思えない(★☆☆☆☆)。ここはマクドナルドの「津山インター店」ここから更に東に10分少々歩くと、津山インターがあって、その前にジャスコというお店。この中にマクドナルド「ジャスコ店」がある。つまり、インター店よりもインターに近いお店があるのだ。右の写真は東津山駅。
 続いてホテルに戻り、不動産屋さんと会う。住まいを幾つか準備してくれていたので見学。
 5、6軒回って決める。不動産屋さんは東津山より更に東、向こうにジャスコが見える所にあった。ここで契約を済ませ、ジャスコまで送ってもらい、昼食。ラーメンは◎、チャーハンは○、餃子は×(総合評価★★★☆☆)。
「そこで電気店を見物しながら戻り、職場に挨拶に行った。これだけで4キロは歩いたな。津山は車を使うそうで、この間、一人の歩行者とも出会わなかった」
「それで今日の計画はおしまいですか」
「まだ時間があるので、お城へ登った。いやあ、高い所まで上がって足が痛くなったぞ」
「桜の名所ですね」
「4月になると5百本が花開く。蕾がふくらんでおった。ぜひ遊びに来ておくれ」
「行きますよ」
「それで町へ戻り、喫茶店を見つけて入った。KANAMOTOというお店じゃが、中へ入ると、『あれ、ブティックかしら』と思う。洋服が掛けてあって、テーブルも商談をするような雰囲気で、喫茶店には見えない」
「面白いですねえ。コーヒーはいかがでした」
「水出しのような透き通った美しいコーヒー、味も良かった(★★★★★)。」
「出ました、5つ星」
「夕食は社長のおごりで、『小次郎』というお店へ行った。『武蔵』というお酒がおいしかった」
「いい洒落ですね。料理は」
「牛肉の名所なのじゃ。肉屋には牛以外置いていないという所もある。ヨメナカセの天麩羅がうまかった(★★★★★)。」
「5つ星の大安売りですねえ」
「ごちそうになったのはうまいな。そのお礼も加えた評価じゃ」
「それでは翌日へ行きましょう」
24日じゃな。ホテルで朝食、ホテルの朝食はどこへ行っても同じようなものじゃな」
「星幾つです」
「まあ、つけるほどのものではない。チェックアウトして、裏道をぶらぶらと駅へ向かった」
「駅まで1キロ以上あるんですよね」
「今日は裏道、ここは江戸時代の家並みを残そうというので、新築する場合も雰囲気に合わせなければならないという決まりがあるのじゃ」
「昔の家を2軒ほど見学したが、1軒は管理人の嫁さん、嫁さんじゃろうか、取手出身だというので大喜びじゃった」
「不思議なご縁がまた出て来ましたね」
「家や庭園を保存しておって、入場料は無料じゃ」
「写真はその茶室です」
「津山へ行ったら一度は見ておくといい」
「はい」
「でもまた行きたいという場所でもないかも知れないな」
「そうですか」
「右の河童は、メインストリートにある彫刻の一つじゃ。女性のヌード河童もいるぞ」
「今度ゆっくり見物しましょう」
「職場に挨拶をしたら、温泉にでも行ったらというお勧め、美作三湯の一つである奥津温泉へ行くことにした」
「また、歩いて」
「とんでもない。バスで1時間も掛かるのじゃよ。ところがバスは2時間に1本くらい。やっと着いたら、花美人の里という、美人になる湯はお休み」
「まあいいじゃありませんか、奥さんは充分すぎるほど美人ですから」
「そうじゃな……」
「……」
「ああ、あせったな」
「はい、奥さんがいきなり後ろから覗きましたからね」
「もし悪口を書いていたら、後ろから締め殺されたじゃろう」
「危なかった。その花美人の里が左の写真です」
「道の駅で昼食、土地の名物や郷土料理などのバイキングを食べた。煮物はうまかった。天麩羅は駄目じゃな。まあ全体としては★★★☆☆
「それで温泉はどうしました」
「棟方志功ら、文人に愛された宿で温泉に入った。いい温泉じゃった。どうじゃ」
「わあ……お肌がヌルヌルですね」
「それじゃあナメクジじゃないか。スベスベと言ってくれ」
棟方志功の作品などもあるんですか」
「もちろん。収蔵されている部屋が幾つかあって、全部に明かりを点けさせて見物した」
「さすがに図々しい」
「さて、表へ出たが、帰りのバスは1時間50分も後じゃ。もう行く所はない」
「どうしました」
「ところが、バス停におばちゃんが待っている。その前のバスがちょっと遅れているらしい。お陰で無事早めに帰って来られた」
「早いと時間が余りますね」
「折角だから衆楽園という庭園を見に行った。回遊式の庭園で、場所によって世界が変わる。茶室に近寄ると、わびさびの世界が広がっていく。そこから抜け出すと目の前に海が広がる。まあまあの出来じゃな」
「まだ時間があるので、喫茶店へ行った。昨日と違うお店クレイマーという所じゃ」
「いかがでした」
「昨日はブティック、今日のお店は画廊じゃ。壁に巨大なキャンバスがあって見事なものじゃよ」
「コーヒーはいかがです」
「ぬるめのお湯がコーヒーの味を引き立てておった」
「ぬるいんですか」
「そもそも日本のは熱すぎるのじゃ。すっと口に持って行ける温度でこそ真の味わいが出る」
「そういうものですか」
「目の前で豆を挽いてくれるから、時間が掛かる。余裕を持ってぜひ飲んでもらいたい。おつまみも出るぞ」
「何が出ました」
「お前は食い物になるとはい出して来るな。ビスケットと豆菓子がついて300円じゃ」
「お得ですね」
「学生割引もあって、50円安くなるぞ」
「近所にパチンコ大学があるから、会員券を持って行きます」
「安くしてくれるかな……とりあえず★★★★★
「喫茶店で連続5つ星ですね」
「うん。引っ越したら喫茶店のHPでも始めよう。その後近所のスーパーを回って日用品のチェックをした。時間をつぶして夕食じゃ」
「いただきます」
「また出てくる……今夜はつぼ八で一杯やった。まあ素晴らしいという物はなかったが、まずいという物もない。ただ全体に甘いな。皿うどんが甘いのに、辛子もついていなかったので催促した」
「で、評価は」
★★★★☆……まあ満腹になったし、かなりのおまけじゃ」
「それで夜行バスに乗車。無事帰って来た訳です」

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