4月16日 水の音内田奈織ちゃんライブ

「さて、『水の音』と題された演奏会。これはまさにみずみずしい女性アーティストが登場するシリーズ」
「はい、楽しみですね」
「まずrush!というグループ。ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの三人で、ノリノリのロックを演奏する。サン=サーンスの『動物の謝肉祭』からの曲が印象的だったので、クラシックを元にしたアルバムを買ってやった」
「やったですか……」
「サインをさせようと思ったが……逃げちゃった」
「しょうがないね」
「続いて舞弥という歌手。まあ、こういう場所で聞いているとなかなかいいねって曲もある。テレビなどで人気のある歌手よりは歌もしっかりしている」
「聞くだけの価値はあったということですか」
「まあね。さっきのrush!も加わってなかなかよかった」
「さて、続いては」
「お待ちかね、内田奈織ちゃんの登場」
「今日もドレスがすてきだったでしょうね」
「それが、ライブハウスということで、ラフなスタイル、これもなかなか愛らしいものだったが……」
「が……どうしたんです」
「写真がない……演奏中は失礼だと思っていたら、撮ってよかったらしい。先に言ってよ」
「はいはい、曲は」
「まず『星に願いを』、森山何タラの『さくら』、『ひとつの願い』、『希望への翼』とお馴染みの作品が続いた」
「でも、さっきまでロックだったんでしょう」
「そう。その雰囲気の中でこのような曲を演奏する。会場の雰囲気を変えてしまう。素晴らしい演奏家じゃ」
「そうですね」
「ここでサックスの福井健太さん……こちらもお馴染み……が加わって、『涙そうそう』、『マイハートウィルゴーオン』と続いた。そして最後に『踊り明かそう』、手拍子まで強要して、ライブという雰囲気だったな」
「良かったですね」
「マイクが良くて、スピーカーがガンガン鳴っている。ロックでも激しすぎると思う。ハープだと、台のきしみや倍音まで拾ってしまい、ちょっと違うという印象じゃな」
「まあ、会場がそう言う会場ですから」
「そう言うこと。その後、μ-a(ミューア)という歌手、こちらも関西拠点の人じゃが、京都のラジオでレギュラー番組が始まったそうじゃ」
「歌はいかがでした」
「元気を出す、夢を叶える、想いを伝えるという、歌詞がなかなかいいな」
「はい、それでは総合して大満足という」
「いや、後で奈織ちゃんと話をしたのに、写真を撮る暇がなかった。何とか最終に間に合って家に帰れたが、合計2時間余りのライブに、往復5時間というのはやっぱり辛いな」
「今回はドレスではなく、ラフなスタイルだったので、貴重な映像になったのに……ううん……取り損ねたショックは生涯忘れない」
「そんな大袈裟な」
「はい、そういう訳で、画像は内が、今回入手したのはrush!のCDとμ-aの記念ボールペン」
奈織ちゃんと関係ないね」
「首都圏での演奏会があれば、また参ります」

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