パガニーニ演奏家 (二重奏)

ギル・シャハム&イェラン・セルシェル(写真右):パガニーニのヴァイオリンとギターのための作品がちょっとしたブームになったのは1994年のこと。そのきっかけともいえるのがこのアルバム。美しいメロディを選りすぐったもので、テンポの速い「カンタービレ」が魅力的(演奏時間:3分43秒)。

ゲオルグ・テレベシ&ソーニャ・プルンバウワー:日本で最初にパガニーニのソナタをレコードで出したのがこの二人(だと思う)。レコードは1974年から76年の間に録音されたもの。3枚のレコードは曲順などバラバラな部分が多かった。1995年にドイツで再編集された2枚組のCDは、ソナタを全て曲順に並べている。大人しい演奏という印象を受けるが、とにかく全て美しい。ちなみに「カンタービレ」の演奏時間は4分30秒。

モシェ・ハマー&ノルベルト・クラフト(写真左):日本では「チェントーネ・ディ・ソナタ」は最初の6曲しか出ていない。このカナダの演奏家が全曲18曲の連続演奏に取り組んだのが話題になったが、ようやくアルバムが出たのが1996年のこと。3枚のCDに6曲ずつ収めている。繰り返しまで完全なノー・カット演奏なので、他の演奏家よりも少々長め。パガニーニ作品の資料としても貴重だが、演奏も素晴らしい。

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