その他のパガニーニ

バレエ「パガニーニ」
 ボリショイ劇場で演じられた記録あり。レオニード・ラヴロフスキー振付をヴラディーミル・ヴァシーリエフが再現、指揮はアレクサンドル・コプィエフとあるが、肝心の作曲者について記録なし。オムニバスであろうか。パガニーニが舞踏会での演奏で全盛を極め、やがて人生に絶望していくというストーリーらしい。はっきり言ってあまり評判は良くなかったらしく、記録がきちんと残っていない。

chopin-mu.gif (14562 バイト)映画「若き日のショパン」
 1951年のポーランド映画。アレクサンドル・フォルト脚本・監督。カジミエシ・セロツキ音楽とあるが、当然クラシックが使われたはず。ショパンの時代、ロシア、オーストリア、プロセインと分割されていたポーランドの民族解放運動がメインとなる作品。ショパンが政治情勢と関わりながらコンスタンツァとの恋等を体験する。その後パガニーニの演奏に感動して音楽に生きる決意をするが、留学問題で悩む。ポーランド独立運動が盛んになり、ショパンの演奏会もそうした中で暗殺に利用されそうになる。ウィーンに留学したショパンは病に倒れ、パリへ行ってかつての仲間と再開、ポーランド独立を訴えるデモに参加する。

mov-pag.jpg (17236 バイト)映画「パガニーニ」
 脚本のルイス・コーテスは「鮮血のイリュージョン3」「スタークラッシュ」など怪奇映画の専門家。パガニーニが悪魔に魂を売って……というテーマを扱ったものであろうか。「パガニーニ・ホラー」という題名で公開されたという情報も。

映画「春の小交響曲」

 不明。ナポレオンの宮廷でパガニーニが演奏する場面があり、ギドン・クレメールが髪をボサボサ、眼鏡を取って痩せたメイクで演奏している。

映画 「ある日どこかで」

 1980年のユニバーサル映画。ジーンノット・シュワルク監督。クリストファー・リーブ主演。

 「私のもとに帰ってきて」と突然見知らぬ老婦人から時計を贈られたリチャード、8年後彼女の若き日の肖像を見て惹かれるようになり、ついにタイム・トラベルで彼女に会いに行く。巡り会った二人はたちまち激しい恋に落ちるが……

 ジョン・バリー音楽、ロジャー・ウィリアムスの演奏であるが、ラフマニノフの「パガニーニ狂詩曲」が全編に流れる。

 

 

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