スーパー・オルガン

 はっきり言って笑いではないのですが……
 昨日(2004年9月)、夜は菊之丞君の独演会に行ったのですが、そのついでに(失礼!)、昼間、スーパー・オルガン・コンサートに行ったのです。
 内海源太さんと平沼有梨さんのコンビで、1999年から毎年CDを出している……実は昨年出なかったので解散か、と思ったら、今月「2003−2004 classics」が発売されました。
 タイトルはオルガンですが、演奏しているのはエレクトーン。2人だけで完璧なオーケストラの世界を作り出しているのがスゴイのです。演奏会では当然そのCDからの選曲で、ヴァイオリンのHANAKOさんも駆け付けて、ニュー・シネマ・パラダイスラヴェルパヴァーヌ、後はお二人だけでジョン・ウィリアムズのロサンゼルス五輪のファンファーレとテーマなどを演奏しました。
 黙って聞かせると二人で演奏しているとは思えない迫力と音色……果たしてこれは素晴らしいと言うべきか、キワモノと言うべきか……オーケストラで演奏しているような音色を出しているだけなら、演奏している方は楽しいでしょうが、聞く方は本物のオーケストラの方がいいに決まっている。じゃあ、なぜ面白いのか……私にも分からないのですが、とにかく、好きだから聞きに行った訳で……もちろんCDにサインをもらってきましたが……今年は一つの答えを出してくれました。ニュー・シネマ・パラダイスのテーマでは、伴奏が普通の楽器の音ではないし、ラヴェルパヴァーヌでいかにも電子的な音を加えていたのです。これならエレクトーンだという主張もありまして、納得です。
 因みに私が好きな作曲家はラフマニノフ、2001年のアルバムに入っている「交響的舞曲」第3楽章がお気に入りなんですが、全曲やってくれないかな。

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