ロス・プリモス「ラブユー貧乏」

 1967年からの大ヒット曲「ラブユー東京」って知っている。ロス・プリモスの甘い歌声が忘れられない名曲です。
  七色の虹が 消えてしまったの
  シャボン玉のような あたしの涙
  あなただけが生き甲斐なの 忘れられない
  ラブユー ラブユー 涙の東京
 
というまあ、泣かせる曲ですわ。これが20年たってから復活(!?)
 テレビ『おれたちひょうきん族』で、売れないタレントが、自分がいかに貧しいかを訴えると、後ろで
  貧乏 貧乏 涙の貧乏
 
と歌うのが、何とも哀れをさそう。しかも、歌っているのはロス・プリモス本物なのだ。これぞムードコーラス! 私の好きなのは3番の歌詞。
  靴下の穴の 穴の気持ちが
  なぜか無理なく分かる 私の涙
 
歌謡曲編では私の最もお気に入りの一つです。
※ 私の大学時代には、田舎から仕送りがあるとすぐいい物を食べ、月末はとてつもなく貧乏という先輩がいました。新聞を細く切って醤油を入れたお湯で煮て、うどんだと思って食べるという……これはスポーツ紙は油分が多くて味が落ちるので、一般紙を取る必要があるようです。因みに、先輩は口にしただけで、三大新聞を味わいわける天才でした。

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