P.D.Q.バッハのCD

 P.D.Q.バッハ。1989年の最新作(?)のCD2枚が出ています。ちょっとマニアックで、前回紹介したレコードと比べるとお勧め度はちょっと下がる。
 「1712年序曲」、P.D.Q.バッハがアメリカに渡ろうと決意するが、これ以上作曲家が来ても困るというので、アメリカの作曲家達が阻止しようとする。激しい戦闘、やがて朝が来て勝利を得る……もちろんチャイコフスキーの「1812年」のパロディ。ロシア民謡やフランス国歌の代わりに、「アルプス1万尺」などアメリカ的なメロディが並ぶのです。
 特別演奏の「主題と変奏」はレコードにも収録されていた曲の再演。主題はベートーヴェンの「エロイカ」。レコードでは「エロチカ」と題されていました。風船や伸び縮みする笛などで演奏されます。
 もう1枚は声楽曲を集めたもの。パッヘルベルカノンの伴奏に乗って、声楽が歌うのは「線路は続くよどこまでも……」だったり、バッハをラップで歌ったりという迷曲集です。

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