クレージー・キャッツ

 笑いの音楽といえば、忘れてはならないのが「ハナ肇とクレージー・キャッツ」ですよね。
 子供の頃のテレビで記憶しているのは、寄席番組意外では「シャボン玉ホリデー」ですよ。クレージー・キャッツザ・ピーナッツザ・タイガース、30分の間にコントと歌がガンガン出てくるのです。今時のコントと違って、上品さが良かったですね。
 さて、歌の方も上品で、それでいておかしくって、まあすごいです。植木等が一人で接続曲「スーダラ伝説」を出したので、若い人でも知っているよね。「ドント節」「五万節」「スーダラ節」「学生節」「ホラ吹き節」……「節」のつくものだけでもパッと頭に浮かぶのがこんなにあります。世の中への皮肉と疑問をぶつけることによって、笑いの中から問題提起していることが分かります。時代を写す見事な作品なのです。作詞は多くが元東京都青島知事。こういう気持ちで続けてくれたら良かったのにね。
 曲のそれぞれについてはいずれ。クレージー植木、それに谷啓まで入れると40曲近く持っていると思うので……

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