ビートルズ

 ビートルズ……これほど今でも扱われるグループはないですね。グロリューの作品をいつか紹介したいと思っています。本日はクラシックのCD3枚を……
 まずは千円で買える(時にはお釣りも来る)ナクソスの「ザ・ビートルズ・ゴー・バロック」。ヘンデル風、ヴィヴァルディ風、バッハ風という管弦楽組曲になっていて、メロディはビートルズ。最近ジャケットが新しくなってうっかり買ってしまいました。昔のジャケットがおしゃれでしたが、他のものよりも値段が高くて、注文でないと手に入らなかった。まあ、並べておいて良いでしょう。
 続いて同じ趣旨ですが、日曜日の「題名のない音楽会2001」の司会でお馴染みの羽田健太郎さんが編曲・指揮をした「ビートルズ・おん・コンチェルト」、ピアノはディアリングです。チャイコフスキーが始まると、メインのメロディは「フール・オン・ザ・ヒル」。ラフマニノフの「パガニーニ・ラプソディ」が始まると見事に「ミシェル」が乗ってくる。さすがケンさん! というおしゃれな一枚。実は78年の古い録音です。
 最後の一枚は歌。ソプラノの荒井鴎子が歌って、カマル・カーンが指揮とハープシコード、演奏はアカデミー(室内管弦楽団)ですよ。本格的なオペラを意識してちょっと肩が凝るなという作品から、大分リラックスして歌っているものまで、色々収録されています。
 どうでもいいことですが、私はビートルズの作品では、「Here There and Everywhere」が大好き。フルートでもこの曲はよく演奏しています。荒井さんは、これを3つのパートに分けて多重録音で一人で歌っています。「この歌詞のすばらしさとメロディの美しさは、完成された芸術品と言えるのではなかろうか」という解説を読むと、まさに「その通り!」って言いたくなりますね。

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